History

SBSグループのあゆみ

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SBSグループの原点は1987年に設立された(株)関東即配(東京都江東区)に始まります。関東即配は関東地域1都3県を対象とした即日配送事業でした。会社設立にあたって、創業者の鎌田正彦には「絶対にこの会社を潰さない。」そして、もう一つ「何でもできる物流会社をつくる」という強い決意がありました。

関東即配創業時。仲間と共に3人ではじめた会社だった

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当時、即配サービスはさまざまな業種の顧客から評価され、即配業務は安定的に推移するようになり、また1997年には人材派遣業務を展開するなど異なるジャンルで成果を上げ「何でもできる物流会社」への道は開けたかに見えました。

当日配送分の荷物を一気に仕分けるドッキング作業中の1枚

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しかし、その前に立ちはだかったのは物流業界の構造でした。「この業界は資本の大きいところが強い。そうでないとどうしても下請け、孫請けなどの存在になってしまう。規模が小さいと大きな仕事ができず、また赤字にも耐えられない。この構造から脱却するためには、M&Aで規模を大きくするしかない。小さな力を結集して、大きなところと競っていく存在になる。」

2003年 JASDAQ上場を果たした

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M&Aによる業容拡大の皮切りは、2004年の雪印物流㈱(現:SBSフレック㈱)のグループ入りでした。翌年には東急電鉄系列の東急ロジスティック㈱(現:SBSロジコム㈱)が仲間入りし、2年連続での名門大手物流企業のグループ入りは、業界で大きな話題となりました。「社員を大切にする」というひとつの信条のもと、相手側の雇用を守り体制を継承するスタイルが評判となり、SBSの存在は広く知れ渡りました。

仕切りの無いワンフロアにグループ各社が集まっている

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2017年に創業30周年を迎え、翌年にリコーロジスティクス、2020年には東芝ロジスティクスがSBSグループの仲間入りを果たし、売上高を急速に伸ばしていきました。
仲間が増えていったことにより、新たにオフィスを現在の新宿本社に移転。会社ごとのしきりがなく、コミュニケーションが活発に生まれるようなオフィスです。

SBSグループ各社の本社機能を西新宿に集約

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2022年には業界初となる先端ロボットソリューション検証施設「LTラボ」を埼玉県越谷市の物流センター越谷(SBSリコーロジスティクス内)に開設。(現在は物流センター横浜金沢に移転)

ロボットの導入精度向上と運用の早期安定化を目指し、LTラボを開設

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2024年、EC専用の物流拠点であるEC野田瀬戸物流センターを新設。またオランダの物流会社であるブラックバード ロジスティクス B.V.がグループに加わり、今後の国際展開に向けた大きな一歩を踏み出しました。そして、鎌田が標榜してきた「何でもできる物流会社」であり、「小さな力を結集して、大きなところと競っていく存在」の実現に向けて今後も歩み続けます。

2024年「EC物流お任せくん」第1号拠点が誕生