まずは事業開発部の仕事内容について教えてください。
事業開発部の仕事は大きく分けると2つあります。1つはいわゆる企業買収を含むM&Aに関する業務で、SBSホールディングス主導の案件だけではなく、グループ会社が行うM&Aについてもサポートしていく場合があります。もう1つが有価証券投資で、いわゆるスタートアップ出資を行なっています。物流の技術を持つ物流業界の企業はもちろん、将来的にSBSGと事業上のシナジーを得られそうなスタートアップがあれば、積極的に出資を行い、資本関係を築きながら事業上も協業していきます。私はどちらの業務も担当しており、割合としては半々くらいです。事業開発部の仕事は、SBSグループの機能を補完していくとともに、未来のニーズを見据えて備えていく業務といえます。
私もどちらの業務にも関わっています。割合としてはM&Aの方が多く、1年目から海外の物流案件に携わらせていただき、現地との英語のオンライン会議にも参加しました。出資関連ではM.Iさんのサポートなどに入らせてもらっています。
部署の人数や年齢構成はどのようなバランスでしょうか。
現在事業開発部には7名が在籍しています。財務や法務など多岐に渡る分野のノウハウが必要になる部署のため、私が2022年に新卒で事業開発部に配属された当初はベテラン社員が中心でした。しかし昨年、今年と新卒が加わったことで、部署に新しい風が吹き込まれています。
お互いの印象について教えてください。
配属直後は覚えることや勉強することがたくさんあり、慣れるまでに時間がかかるものですが、T.Aさんはスムーズに業務に適応し、すぐに他の社員とも連携しながら案件を担当していました。そういったこともあり、「とても優秀」というのが一番の印象です。
M.Iさんの印象は「仕事ができる人」です。「仕事ができる」というのは、なんでも一人で進めてしまうのではなく、私や後輩に対して業務量や内容に応じて適切に仕事を任せることで、部署全体の業務をうまく回し、成果につなげているということです。
この部署で一番の若手として2年間業務に携わってきた経験から、「これは早めに覚えておいた方がいい」と感じた業務については積極的に後輩に引き継ぐようにしています。先にT.Aさんの第一印象を「優秀」と表現しましたが、この1年ほどで、社内規定の理解度やタスク進行のスケジュール管理に優れているという面がわかってきました。部署内でも「この進行をどうしたらいい?」と声をかけられる場面を多く目にしますし、頼りにしている存在です。
私は心配性な性格で何事も念入りに確認するように心がけています。その姿勢をプラスに評価してもらえているため、部署内ではスケジュール管理などの業務を率先して担当するようになりました。
先輩・後輩としてどのように関係を築いていますか?
関係性としては、フランクに声をかけてコミュニケーションをとってくれるので、仕事の話もそれ以外の話もしやすい先輩です。
フランクさについては私のもともとの性格もありますが、私が先輩にしてもらったことを同じように後輩に返しています。私が新卒で入った時は、私以外の全員がすでにさまざまなキャリアを持ったベテランで、年齢差もありました。しかし、皆さんが気軽に声をかけてくれたおかげで、私も萎縮せず、困ったことがあればすぐに質問や相談をすることができました。そうした関係性が、情報共有など仕事面にもプラスに働くことを学んだため、私自身も後輩とのよい関係づくりを心がけています。
後輩としては、先輩と積極的にコミュニケーションをしつつ最低限の礼儀は大切にしています。雰囲気はくだけていても、敬語は欠かさないようにするなど、お互いを尊重し合う関係を築きたいと思っています。
部署の雰囲気や働きやすさについて教えてください。
SBSホールディングスは社員が安心して働ける環境が整っています。これは、鎌田代表が「人を大事にする」姿勢を大切にしており、その考えが社内全体に浸透しているからだと思います。
壁のないオープンなワンフロアに複数の部署が入っているので、部署の壁をこえて仕事ができます。グループ会社が集まっているフロアもあり、連携して案件を進めやすい環境です。
今後、共にやり遂げていきたいことはなんですか?
SBSグループは売上1兆円を目標に掲げています。その実現のために良質なM&A案件を実施していくことが、私たちの所属する部署がやるべきことです。また、来年以降入ってくる新入社員のために、今の風通しがよく働きやすい環境を今後は私たちの世代が率先してつくっていきたいと思っています。
売上1兆円を目指していくにあたり、既存の事業領域以外の新しい領域や、海外の物流企業のM&Aが増えるかもしれません。実際にどうなるかはグループの方針次第ですが、どんな案件が来ても対応できるように、部署としてのパワーをつけていくこと、来年以降の新入社員とともに私も成長していくことが目標です。