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CROSS×TALK 

法務室 室長
G.F 2005年入社

法務室
C.M 2022年入社

法務室ではどのようなお仕事をされていますか?

法務室では契約書のチェックや各種法的手続きをはじめとした法務関連の相談全般に対応しています。SBSホールディングスの場合は、持株会社として、グループ会社の管理やM&Aによる新たなグループ会社の取得等も進めているため、法務はM&A実務やグループ会社再編実務等も側面からサポートしています。当社の各部署だけでなく、各グループ会社からも日々法務に関する相談を受けています。専門性の高い職種ですが、法律知識だけでなく問題解決する為の実務経験と様々な状況への臨機応変な対応を求められる職種だと考えております。私は室長として、現在6名のメンバーの経験を活かしながら、同時に若手メンバーの習熟度向上を意識して、案件の割り振りや調整を行うようにしています。
普段行っている業務は、G.F室長がおっしゃったとおり、法務関連の相談全般への対応です。私は、2022年に新卒で入社し、法務室に配属されました。大学では法学部に所属していたため、その知識を活かしたいと思っていました。実際に法務の仕事を始めると、自分が今まで学んだことを活かしつつも、新たな法律に触れる機会がたくさんありました。室長や他のメンバーのサポートを受けつつ貴重な経験を積ませてもらい、最近は一人で担当させていただく業務の幅も少しずつ広がってきたと感じています。

職場の環境づくりやコミュニケーションにはどのように取り組んでいますか?

法務室以前に所属していた経営企画部や事業開発部もそうでしたが、フラットな環境づくりを心がけています。業務においては自身の考えを言語化していくことが成長に繋がると考えているため、若手社員でも萎縮せず、発言しやすい環境づくりを心掛けています。また、スポーツでも一緒ですが、よいパフォーマンスを発揮するためには、緊張とリラックスの適度なバランスが必要だと考えています。リラックスすることで、今まで出なかったアイデアや解決策が浮かぶこともあるので、メンバーの様子をみて業務に関する相談にのったり、時には業務とは関係ない世間話などをしたりして気分転換を促しています。

部署内の雰囲気はいかがですか?

G.F室長や他のメンバーが積極的に話しかけてくださるので、部署内は和気藹々とした雰囲気で、わからないことがあれば、気後れせずに相談することができます。部署内には異なる経験をもったメンバーが集まっているので、様々な方に相談させていただいています。皆さん、丁寧に教えてくださいます。
業務の状況に応じて、リモートワークやフレックスタイム制度も活用できるので、柔軟に働きやすい雰囲気があることも魅力的です。

メンバーから見て、室長の尊敬している点を教えてください。

他部署での経験も持っていらっしゃるので、幅広い業務経験等はもちろんですが、一番はコミュニケーションスキルです。日頃から、業務に関することだけでなく、今後のキャリアパスに対する考えや何を評価基準にしているかなど、たくさん話しかけてくださるので、自分自身の考え方もまとめながら仕事ができています。このような、自然に相手をリラックスさせ、話しやすい雰囲気をつくるコミュニケーションスキルをとても尊敬しています。法務室では他部署の方からの相談を受けることが多いので、私もG.F室長のようなコミュニケーションスキルを身につけ、業務に活かしていきたいと考えています。

C.Mさんの成長に関してどんなところを見ていますか?

例えば、担当している案件について説明をしてもらう際に、論点や解決案につき根拠や背景にもとづいたC.Mさん自身の考えをきちんと言語化して示してくれた時など、ふとした時に成長を感じることがあります。
人によって視点や経験値が異なるため、私が見落としていた点等を指摘されることもあり、そんな時には新人とか若手ではなくチームの一員の意見として尊重し評価しています。また経験値の向上に伴い、業務の習熟度だけでなく、業務の優先順位付けや生産性、業務効率も高くなってきたのではないでしょうか。

今後どのような成長を期待していますか?

法務に限ったことではなく、多くの仕事に「正解」はありません。その時の状況や環境の中で「最善」の答えや方法を、自分自身で考えていくことが大切です。一つの価値観に捉われずいろいろな「ものさし」を持ち、アイデアの「引き出し」を増やして、臨機応変に対応する力を伸ばすことが成長につながると考えています。
また、法務には、会社の利益を守る・リスクを回避する「ガーディアン機能」と、契約や取引に伴うリスクを回避しつつ会社の利益を最大化する「パートナー機能」という2つの役割があると考えています。その2つの役割のバランス感覚が大事です。
法務の業務特性上、他部署からの契約書や取引に関する相談に対し、時にネガティブな意見を伝える必要もありますが、決してやみくもに契約や取引の内容や条件を否定することが目的ではありません。リスクを極力回避しつつ、最善策で実行できる方法を一緒に考えることも大切です。
他部署とコミュニケーションをとりながら経験を積んでバランス感覚を磨いてもらい、より自分の判断や裁量で進められる仕事の幅をどんどん増やしてほしいと期待しています。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

法務の仕事にやりがいを感じているので、今後も法務でキャリアを積んでいきたいです。
例えば、契約書をチェックする際には、論理的にものごとを考え論点等を整理する必要があり、業務に対するアプローチそのものに面白さを感じています。契約書チェックに限らず複雑な案件や大変な案件もありますが、楽しみつつ仕事をしています。これからも、様々な案件に携わりながら、法務の一員として会社に貢献できたらと考えています。
また、法務の仕事では、他部署から相談を受けることが多いので、無事に解決して「ありがとう」と言っていただける瞬間にも、法務としての満足感があります。
「守り」と「攻め」のバランス感覚を養うことは難しいですが、大事な論点だけでなく、避けるべきリスクや目的によって取らざるをえないリスク等を自分なりに整理するようにしています。型にはまった対応とならないように、相手の意図や案件の目的に応じて臨機応変な対応を意識して、他部署の方に信頼される相談相手になりたいと考えています。法務は女性も増えてきている分野ですので、いつかは自分もチームを纏める立場になることが目標です。

就職を考えている学生へのメッセージをお願いします。

SBSホールディングスにはさまざまな年代の社員がいますが、皆が自分の意見を言える、風通しのよい会社だと思います。その理由として、東証プライム上場の大企業でありながら、設立から40年経っていない比較的若い会社であるということが一つの要因だと考えられます。挑戦しようというベンチャースピリッツが息づいていて、結果や成果のみで評価するのではなく、チャレンジすることを評価する風土があります。
また、若手でも積極的に経験を積んで、スキルをのばしていく様々なチャンスがあると考えています。
私たち法務室は、SBSグループとしての様々な挑戦を法務の側面からサポートしています。その時に大けがをしないように、しっかりとリスク回避を一緒に考えることも私たち法務室の役割です。
SBSグループで、一緒に新しい挑戦をしてみませんか?
社員として働く中で、風通しのよさとチャレンジしやすい環境を実感しています。私自身も配属1年目から、大きな規模の案件のメンバーに入れていただき、他部署の方から「1年目なのにこの案件に関わっているんだ」と驚かれました。室長や他のメンバーが一つ一つ丁寧に解説してくださったことで、とても勉強になりましたし、何より大きな案件に関わることで、自分の中に「もっと挑戦していきたい」という気持ちが芽生えました。挑戦したい人、成長したい人にとってSBSホールディングスはとても良い会社だと思います。

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